ログインして、なにもするもこともなく、ボーとモグハにいた。
そこに、だいぶ前にスポンジーズに入団した、いちごRから電話。
「またサボりやがって!(`ω´)」
「お金送っておいたので、使ってください」
「あと、属性杖のHQもいりますか?」
「そんなもの、いらないお」
うちは、白ぢゃなくて臼だから…属性杖HQだと、なにがどういいのかもわからないし…それよりも、うちが欲しいのは、そんなものぢゃなくて、仲間だお。
でも、止めたりすることが、間違いだって...
それは、5年前のあの日からわかってる。
逆に、送り出すことが、うちの仕事なのだ。
うちが辞めたあの日から、そう決めて歩んできたのだ。
だけど、大切な友達。
せめて、ここでの思い出だけは持って帰ってもらいたい。
今日は、二人きりで過ごそう。
うちの大好きな場所。ドラギーユ城の庭。そして、奥の墓場。
うちが、辞めたときに、最後に選んだログアウトの場所。だから、墓に眠ってるのは、ユーロもだろうと、花火師Lv80として、無鉄砲を連射しておいた。罰は、当たらないだろう!自分のでもある墓に、花火ぶっぱなしたって!(゜∀゜)
本当は、ゲルスパの温泉行こうとしたんだけど…
温泉、以前だいぶ前に連れてってたことを突っ込まれ、却下!
最後に疲れた体を癒す…なんてしなくてもいいか!w
どこいこう、どこいこう。
って悩みに悩んで、空でもいきましょうか!ってことで
昨日行けるようにしたばかりの空に、5年ぶりに行くことにした。
溢れかえりそうなほどのカバンやロッカーや金庫をあさってみたけど、彼女に渡せるようなものが見当たらなかった…なにか、持って行ってもらいたい。と思いながら、モグハでガサガサしてみるも、目ぼしい物は1つもなかった…。
そして、私は思い出す。
「いつか、こいつを倒したらLSを作ろう!」
そういつだか、言葉にしたのは…他でもない、私なのだ。
自分のLSを作って、仲間を集めて…なんて思ってた。
けど、うちはここまでなにをしてきた…?
その敵を倒すこともやめ、いつかはいつかは…と後まわし。
最後の最後で、いまさら作っても…遅い。
でも、約束は必ず果たしたい…作ると約束したのだ。
一緒にいれるのは、たったの1日しかない。
けど、LSは、うちが生き続ける限り、残り続ける。
今まで世話になったLSをおもむろにバッグにしまいこむと
私は未開封のLSを持って空に彼女と向かった。
5年ぶりに立ったその空を堪能しようとしたけど…
なにがなんだか忘れてしまって、とことこ歩いて終わった。
でも、空はいまも変わらず澄んでてて、いい場所だった。
そこで、未開封のLSを開けて、名前を…名前を…
「・・・・ネタがねぇorz」
ふと、ミルフを見てみたら、白い服を着ている…。
うちも、白い…っぽい。ちと青入ってるけど…。
その開けたばかりのLSに
「White」とまで入力。
タルといえば、天使みたいなもんだ!って勢いで、
「Angel」と入力。
そして、1人ぢゃないのだから、と、
sを付けて
WhiteAngelsと名づけた。
それを、振り回して、パールを取り出して、彼女に渡して…
祝賀会!!
二人で、花火を打ち上げまくって…どんどん打ち上げて…
LS:WhiteAngelsの誕生を、現メンバー全員で祝った。2人だけど。
明日で、本当に本当に最後。
2人で、思い思いのことして、しっかりと彼女を見送ろう。
アイテムもお金も送りきれないから、やちおも最後のログインになるみたいだ。
やちおもみるふも、しっかり見送ってあげないと…ね。
朝方まで続いた祝賀会の花火は、晴れわたったトゥー・リアの空に
白く綺麗に、打ちあがっていた。誕生おめでとう!うちらのLS☆