リアルモグボナンザの当選発表。そこで読み上げられた私の半券、【やったー!】と浮かれる気持ちと、自分のリアルラックの高さに、驚いてました…今年はなにかと、本当に?!と思う事が、起きてます。ですが、その後「もう1つだけお知らせがあります。」…と。そして、音楽が、メインテーマに…。
25周年のコメントを拝見してから気にはかけていましたが、会場で、退任のお話を声を震わせながら発表をするそのお姿を見ていて…本当にショックでした。なんとなく、25周年のコメントを拝見したときから、わかっていたことではありますが…実際に、それがわかると、とても言葉にはできない気持ちでした。
その直前で当選したリアルモグボナンザの事が頭から消えてしまいました…。
これも恐らく誰も気が付いてないでしょうけど、気が付いたら手に持ってたリアルモグボナンザの半券がなくなってました。床に落ちてて、すぐに見つけられたんですが…本当にショックだったんでしょうねぇ、私の手から離れて落ちてしまってたみたいです…。
震える声、そして、深く長いお辞儀。涙で潤んだ瞳。
それを画面越しではありますが見ていて、私も涙が出ました。会場が暗かったこともあって、一緒に来たフレたちメンバーにはバレない程度でしたが…。
リアルモグボナンザの景品は、欲しかったのとは…正直、だいぶ違うのですが(笑)これは、田中プロデューサーに引いていただけた最後の…私にとって最高の思い出であり、最高の宝物になりました。ランダムディールは、LSで行けなかった人たちに全て配布してしまいましたが、この景品だけは…会場に一緒に来てくれたフレたちの皆には渡せませんでした、どうしても。
なんだか、私の知っているFF11が終わってしまったような気がします。なんだかんだ、色々ありましたが…『その問題は回避した』とか『レベル3連携探して』とか有名な発言(笑)も…良かった事も悪かった事も含めて…私がやってきていたのは、田中さん達の作り上げてきたファイナルファンタジーであり、そのタイトルの1つFF11でした。
この先、そのファイナルファンタジーではなくなるのかと思うと寂しいです。
ファイナルファンタジー25周年に寄せた、田中Pの言葉の一部ですが…
「もしみなさんがファイナルファンタジーのどれかの作品でもプレイした時に、ふとその世界の光や風のにおいといったものが一瞬でも感じていただけたとした ら、その感覚こそが、ファイナルファンタジーの世界そのものであり、ここまで長い間続けてこられた理由の一部なんではないかと思います。それと同時に、そ うした感覚を共有していただけるとしたら、私達はFFというものをこの世に送り出すことができて本当に幸せだったと思います。」
その感覚を共有した私達からしても…
FFというゲームに、触れて育ってきたことを、本当に幸せに思っています。
『ファイナルファンタジーの第1作が発売されたのは私が産まれる前の話ですが…1作からずっとプレイさせて貰ってきました。25年間、本当にありがとうございました。良い時代に産まれて、良い時代にファイナルファンタジーシリーズ、そして、この11という作品に触れてこれたな、と思います。これもひとつの時代の終わりなんだな、という気持ちです。ファイナルファンタジー11を産み出してくれて、本当にありがとうございました。このゲームには魅力がいっぱいです、すごいゲームだと思います、本当に。今まで本当に沢山、沢山!楽しませていただきました、田中プロデューサー、本当にありがとうございました。おつかれさまでした。元気な姿をまた私達に見せてくれる事を…私は、心から願っています。本当に、本当に…ありがとうございました…。』
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きっと、この5桁の数字は、この先も忘れる事は、絶対にないと思います。
ただ、やっぱり…
悲しさは
【とてもとても強そうな相手だ。】です。
最後に、心から今までの感謝の気持ちを込めて…
>>Hiromichi Tanaka:【ありがとう。】【また会いましょう!】
∧ ∧
(=・ω・=)ノシ
【また会いましょう!】
2012年06月24日(日) ヴァナ★フェス2012
『昨日今日と、2日間に渡ってヴァナ★フェス2012無事開催する事が出来ました。ご来場の皆様、そして、ネット中継をご覧の皆様、あるいは出演者の皆様、運営スタッフ全員、本当に感謝しています、ありがとうございました。この10年間、イレブンを皆様に育ててきていただきましたが、非情に私事で恐縮なんですけれども、健康上の理由もあって、この10年という区切りを持ちまして……イレブンのプロデューサーを退任させていただく事になりました。
同時に、もう一度身軽な立場で、一塊のクリエイターに戻りたい、と。いうお願いをしましてですね、旧スクウェアの創設メンバーのひとりとして、あるいは、スクウェアエニックス通じて最古の社員として、30年間やってきましたけれども、来月いっぱいで退職をさせていただく事になりました。
私の後任プロデューサーですけれども、ファイナルファンタジー14のリードバトルプランナーと兼任になりますが、松井聡彦君にお願い致しました。これからも、松井プロデューサーの下、伊藤デュレクターや藤戸デュレクターが、新拡張ディスク"アドゥリンの魔境"も含めて、どんどん新しい展開を見せていってくれると思います。
私は力及ばず、ここで離脱させていただきますけれども、この10年間、冒険者の皆様と過ごしたヴァナ・ディールの思い出は、一生の宝物です。本当にありがとうございました。』
ファイナルファンタジー11プロデューサー:田中 弘道
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